atamanonaka01

頭の中02[デザインとアート]

必要なときに、必要な人が、必要な気付きを与えてくれる。
あるおにいさんと、あるおじさんが気付かせてくれたこと。

『特定の対象者への思いやりからうまれる制作がデザイン。
愛する自分自身への思いやりからうまれる制作がアート。』

音楽やものづくりをやってきて、去年やっと気付けた。
では、今、僕はどちらをしようか。

幸せなことに、いくつかの依頼を受け、制作をするとき、僕はその人のことを考える。
しかし、僕が定義した『デザイン』という言葉と僕の制作の間に、少しずれがあることを感じていた。
もちろん、相手のことを考える。しかし、相手のことは分からない。
相手のことを考えるというのは、幻想であって、結局は自分が使う様子を、相手に投影しているだけだ。
では、これは『アート』か、という問いが生じるけれど、『アート』ではないと感じる。

『アート』は実用的でない、自己満足である、批評の余地が無い、人間そのものである。

そんな、『アート』への理解が原因かもしれない。

僕は、人が使う道具をつくる。
それは、実用的であり、多くの人を満足させ得る、作り手の思いは少しだけ
つくるときに考えるのは、『素材』と『僕の体験を通して分かる人間』だけ。
この2つだけで良い。

発明とは言っているが、僕は素材を見つけること。素材と人間を結ぶこと。
それだけ上手くいけば良い。
形に導いてもらえば良い。色に導いてもらえば良い。手触りに導いてもらえば良い。
匂いに導いてもらえば良い。温度に導いてもらえば良い。

しっかり導いてもらえるために、
たくさんの人間に出会いたい。
素材を加工する技術を高めたい。
素材を発見する視力を高めたい。

そんなことを考えている。

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