発明07[のいの赤い小箱]

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彼の名前は『のい』。
熊本で出会った子どもたちに、僕は、革のキーホルダーをプレゼントしたのだけど、
彼はキーホルダーと一緒に並んでいたこの小箱を手にすると
「これがいい」
と、ぽつ、と、言った。 (僕は、嫌だ。と思った。)
だから、意地悪に聞いた。
「どうしても欲しいの」
「うん。どうしても欲しい。」
こんなに強い言葉を話すんだ。と、びっくりして、心が動いたので、あげた。
彼は、熊本の家で、何を、しまって、いるのだろう。
そう考える時間は、今でもたまにある。

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